猫君 畠中恵 [作家は行]
20年生きた猫は、人に化けられる猫又となる。
人間の元で茶虎の雄猫みかんは育ち、やがて妖の世界へ。
一人前の猫又になるためには、
江戸城内の学び舎「猫宿」で修業をする。
20匹の新米猫又達は、
徳川将軍の元、猫又の長、和楽師匠らより
猫術を教わり、人間社会に入るのだ。
猫又の陣地は六つ。
修行を終えると各陣地で暮らす。
一筋縄ではいかないみかんたちの修行生活。
様々な試練の末に、見えたものは・・
「猫君」
何者よりも秀でていて、百万の術を使い、強さを兼ねた英雄。
猫又の王とも仙人とも噂され、尊敬された猫又
遂にこの世に現れたとの噂が流れていた。
果たして、猫君とは・・
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