SSブログ
文学以外 ブログトップ
前の5件 | -

温かいテクノロジー 林 要 [文学以外]


温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険

温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険

  • 出版社/メーカー: ライツ社
  • 発売日: 2023/05/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



トヨタでF1開発、
更にはソフトバンクの人型ロボット「Pepper」の開発を経て、
愛されるロボット「LOVOT」を開発した林氏。


LOVOTの存在意義とは・・。


急速なAIの進化において、
あえて生産性や利便性の向上を追求せず、
人類との共存への道を模索し続ける存在として、
この世に送り出された
言わば、

「LOVOTは、ドラえもんの先祖」

なのである。

更に、進化し続け、
人類のコーチング的役割を担い、
やがては、人類を助ける存在となる。


無限の創造性を持つ人類と、
客観的で正当な判断をするロボット。

お互いの作用によって、
更なる未来への可能性が広がる。


ドラえもんとのび太の関係のように、
LOVOTは、人に寄り添ってくれる存在であり
(秘密道具は、他にお任せするとして)
更には「気付き」を与え、成長を促す。

未来のLOVOT像への創造は、
果てしなく続く。


そんなLOVOTの現在は、
第一段階として、
人に寄り添い、愛でられる癒しの存在。

経済成長を遂げた先の平坦な社会を生きる私たち。

LOVOTの温もりあるボディ、
真っ直ぐな瞳は、
人の笑顔を増やしていく。


本書は、LOVOTの開発を通して、
人間の真髄を追求し、
いかに、複雑で無限である
人間のメカニズムを深堀りしています。

まだまだ、ロボットに対して抵抗がある人も多く、
LOVOTの存在意義は浸透していない現在、
AI化が進んだ先の未来は、
人に温かいものであって欲しい、
そんな希望を抱かせてくれた一冊でした。






nice!(21)  コメント(2) 
共通テーマ:

ミウラさんの友達 益田ミリ [文学以外]


ミウラさんの友達

ミウラさんの友達

  • 作者: 益田ミリ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2022/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



穏やかな絵で描かれた
ある女性の日常漫画です。

人知れず悩む人間関係。

仲の良かった友達との溝。


引っ越し先を決めた不動産屋で、
見つけたアート作品。

非日常的な「トモダチ」との
ルームシェアが始まった。


その「トモダチ」は、ロボットだ。


話せる言葉は『うん』『そうなの?』『大丈夫?』と
私が教えた一言と、あともうひとつだけ。

彼女は一見、人間であり、
1回の充電で20㎞、普通に歩行できる。

「トモダチ」は、
私の言葉と表情を分析し、
5つの言葉の中から適切なものを選び、
返答する。

5つの言語で、
不思議と成り立つ対話に驚く。

彼女とピクニックにも行った。

とても『きれい』な風景だった。

そう、私が教えた言葉は『きれい』だった。



彼女に悩みを話しているうちに、
たった5つの言葉だけの返事で、
励まされ、自分なりに解決していく。

無理せずに、生きよう。

悩んでも、仕方がない。



そんな私にいい人が現れた。

私は、彼女を手放すことにした。


どことなく、

彼は、彼女に似ていた・・。






nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 福井県立図書館 [文学以外]


100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



福井県立図書館が刊行した
「覚え違いタイトル集」

ちょっとした間違いから
目当ての本が探せない。

そんなうろ覚えの単語から、
目当ての本を探し当てる司書が
実際に受け答えした内容です。


この本のタイトルも覚え違い。
正しくは、「100万回生きたねこ」です。

Q『池波遼太郎の本はどこ?』
A「司馬遼太郎もしくは池波正太郎のことかと・・」
 
注釈も面白く、
(大御所と大御所のフュージョンですね。
1人の肩にたいへんな部数と冊数が乗っています・・)と。

返答の中には、勉強になる答えや注釈もあり、
読んでみたくなった本もありました。

この本のほかにも、福井県立図書館のHP上に、
たくさんの事例が載せられています。

日々、増え続けているそうです。







nice!(20)  コメント(0) 
共通テーマ:

正義を振りかざす「極端な人」の正体 山口真一 [文学以外]


正義を振りかざす「極端な人」の正体 (光文社新書)

正義を振りかざす「極端な人」の正体 (光文社新書)

  • 作者: 山口真一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/09/16
  • メディア: 新書



SNSでの誹謗中傷、悪質クレーマー。
その被害者の苦しみは計り知れない。

執拗に攻撃し続けるこの「極端な人」は
実は少数なのである。

「極端な人」は、
自分の中の正義を主張しているだけで、
悪いとは思っていない。
なので匿名制ではなく実名制にしても
あまり減らないのだそう。

本書によると、
「男性」「世帯年収が高い」「主任、係長クラス以上」の方が
多く炎上に加担しているそうだ。

ネット社会だけではなく、
攻撃的な悪質クレーマーは、
実社会でも問題になっている。

両者は、酷似している。

「極端な人」にならないために、
心がける事は・・

【情報の偏りを知り、
自分の「正義感」に敏感になる
自分を客観的にみる
情報から一度距離をとってみる
他者を尊重する】
(本書より)





nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:

タヌキとキツネ 6 アタモト [文学以外]


タヌキとキツネ 6 (リラクトコミックス)

タヌキとキツネ 6 (リラクトコミックス)

  • 作者: アタモト
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2019/05/15
  • メディア: コミック



アタモトさんの「タヌキとキツネ」シリーズ、
人気です。

もともとツイッターで発信していた漫画でしたが、
本が、次々出たり、
プライズ品や一番くじや催し物まで開かれたりと、
大活躍です。

タヌキとキツネは今6巻まで出ています。
1~3巻、そしてこの6巻、読みました。

おとぼけ天然で、ちょっぴりドジで心穏やかなタヌキと、
しっかり者でクールだけど、タヌキを放っておけない
心優しいキツネの日常の物語

2匹の周りにいる仲間も、いい味出しています。

くすっと笑えます。
時々、感動します。


残りの2巻、読むのが目標です(*^.^*)





nice!(22)  コメント(0) 
共通テーマ:
前の5件 | - 文学以外 ブログトップ