SSブログ

感染捜査 黄血島決戦 吉川英梨 [作家やらわ行]


感染捜査 黄血島決戦

感染捜査 黄血島決戦

  • 作者: 吉川 英梨
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



感染捜査」から続く第二弾。

前回、人をゾンビ化するウイルスHSCCが蔓延した
豪華客船を炎上、沈没させ、
感染を収束させた天城由羽と来栖光。

1年半後、沈んだ船中にゾンビ化した警察官を発見。
船の引き上げ作業と共に、
ゾンビ(灰人)を回収するという任務に、
数少ない生存者である2人はあたる。

沈没した場所から近い黄血島。
戦争を経て、数多くの死者が眠る島。
硫黄の熱は、いまだ相当なものだ。

極秘である船引き上げと灰人回収は、
アメリカ、中国、ロシア等、他国が注目し、
いくつもの船が巡回する中、
海保、警察、民間からなる日本が行う。

灰人を回収する潜水士は、
長年交流のなかった由羽の父だった。

母が亡くなったのは父のせい、
そう自分に言い聞かせ、
父を憎むことで、自分を保ってきた由羽。

しかし、大人になった今、
あの頃、知らされた嘘と真実を知り、
心が揺れ動く。

父を本当は憎んではいなかった
自分に気付く。

潜水が始まった。
しかし、引き上げ中の船から灰人が消えていた。

父は大丈夫なのか。

灰人は、父のヘルメット部分にへばり付いていた。


緊張感が漲る中、何とか灰人は捕獲したのだが・・。


灰人の顔は、ドロドロに剥がれ落ちた皮膚に、
目玉がぶら下がった状態であったが、
人肉を欲する獰猛さは衰えてはいなかった。

少しでも傷付けられたり、
ウイルスが体内に入ると感染し、
即、灰人になってしまう。


民間会社の社長が傷を負い、海に投げ出された・・




ウイルスを発生させ、
多くの命を奪い、
そして、生き残った。

由羽、来栖が背負った「罪」

命に代えても、立ち向かわなければ・・。















nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 17

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント