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この本を盗む者は 深緑野分 [作家は行]


この本を盗む者は

この本を盗む者は

  • 作者: 深緑 野分
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/10/08
  • メディア: 単行本



2021年本屋大賞ノミネート作品。

書庫「御倉館」から、本が盗まれると、
ブック・カーズが発動する。

その時現れる少女・真白から与えられた本は、
御倉館管理人の深雪を不思議な世界へ誘う。

盗んだ犯人を捕まえなければ、
御蔵館を含む読長町全体が大変な事に!



御蔵館は祖父が蒐集した書物が集まる巨大書庫で、
以前は一般に貸出を行っていた。

祖父亡き後、祖母のたまきは、
大切な本200冊が盗まれたのをきっかけに、
書庫を閉鎖してしまった。

そして、呪いをかけた。

しかし、珍しい本が集まる御蔵館は、
度々、泥棒が入った。

ブック・カーズの発動。

町全体が、
その時、真白が差し出す本の世界に変化する。
そして、住人たちが、その登場人物と化す。

劇中に、紛れ込む犯人。

時間が経つにつれ、
人間は、狐の姿へ変化していく。

犯人を捕まえなければ・・・

完全に狐に変わってしまう前に。



何度か犯人を捕まえ、
ブック・カーズを解いてきた深雪だったが、
ある時、日常には戻らず、
犯人と深雪以外、
町に誰もいなくなってしまった。

呪いの根源を突き止めるべく、
深雪がとった行動とは・・





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