この本を盗む者は 深緑野分 [作家は行]
2021年本屋大賞ノミネート作品。
書庫「御倉館」から、本が盗まれると、
ブック・カーズが発動する。
その時現れる少女・真白から与えられた本は、
御倉館管理人の深雪を不思議な世界へ誘う。
盗んだ犯人を捕まえなければ、
御蔵館を含む読長町全体が大変な事に!
御蔵館は祖父が蒐集した書物が集まる巨大書庫で、
以前は一般に貸出を行っていた。
祖父亡き後、祖母のたまきは、
大切な本200冊が盗まれたのをきっかけに、
書庫を閉鎖してしまった。
そして、呪いをかけた。
しかし、珍しい本が集まる御蔵館は、
度々、泥棒が入った。
ブック・カーズの発動。
町全体が、
その時、真白が差し出す本の世界に変化する。
そして、住人たちが、その登場人物と化す。
劇中に、紛れ込む犯人。
時間が経つにつれ、
人間は、狐の姿へ変化していく。
犯人を捕まえなければ・・・
完全に狐に変わってしまう前に。
何度か犯人を捕まえ、
ブック・カーズを解いてきた深雪だったが、
ある時、日常には戻らず、
犯人と深雪以外、
町に誰もいなくなってしまった。
呪いの根源を突き止めるべく、
深雪がとった行動とは・・
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