イマジン? 有川ひろ [作家あ行]
「有川浩」あらため「有川ひろ」さんとして、
久々の小説です。
映像化された有川さんの作品
『空飛ぶ広報室』(天翔ける広報室)
『植物図鑑』(みちくさ日記)が
組長顔の殿村率いる制作会社「殿村イマジン」の関わりにより、
舞台裏の様子が明らかに!
『図書館戦争』のエピソードもチラリ♪
殿村イマジンには、
強面殿村に引けを取らない佐々、
冷静沈着だが時に熱い亘理、
違う制作会社から移籍してきた紅一点の島津幸、
金勘定にシビアな経理の今川がいる。
新顔の良井良介は、
フットワークの軽さと持ち前の人懐っこさで、
撮影現場の使いっ走りをしながら、様々な事を学び、
常に”想像力”を働かせることを念頭に置いて動けるように
鍛錬中だ。
映画やドラマ撮影が滞りなく進行するように
現場に携わるロケ地選びや、段取り、
様々な裏方仕事を、臨機応変に行う。
現場を共にする俳優、監督、全ての関係者との
出会いが財産となり、
進行の歯車として嚙み合うことで、
信用となり、更には経験となる。
何をイメージするか。
瞬時の決断と行動が、
スムーズな時の運びに繋がる。
時に、トラブルも頻発し、
対処に困る事案も多々あるが、
それぞれの役目を、柔軟に生かし、
一つ一つの現場が終了する。
少しずつ、成長していく事が出来たら・・
良井良介は、今日も走る。
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