森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー [作家は行]
竹林愛好家⁈である森見氏が10名の作家さんに
「美女と竹林」をテーマにお願いし、
出来上がった短編集。
阿川せんり、伊坂幸太郎、北野勇作、恩田陸、飴村行、
森見登美彦、有栖川有栖、京極夏彦、佐藤哲也、矢部嵩
個性豊かな作家さんによるアンソロジー。
軽快なコメディタッチのものから、ファンタジー系、怪奇系、
ノスタルジックなもの、不思議系、狂気的なものなど、
一つのテーマから広がる世界がとても広範囲。
それぞれの世界に取り込まれていきます。
実際の竹林は見たことはありませんが、
地下で繋がる一つの生命体である竹林は、
とても神秘的で、厳かで、
周りを寄せ付けない独特な存在のように感じました。
竹林の中では、人はちっぽけで、
圧倒的な魔力のような不思議な力で、
支配されてしまうかのような感覚に陥ってしまう
想像力を掻き立てるパワーがある
引き付けられる所以なのかもしれません。
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