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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海 [作家あ行]

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
著者: 岩崎夏海
出版社: ダイヤモンド社
価格: ¥ 1,680
発売日: 2009/12/04


大分前に話題になり、
映画にもなった小説です。

遅ればせながら、読んでみました。

元々、放送作家として活動していた岩崎氏が、
ドラッカーのマネジメントを読んで、
感銘を受け、この小説が構想されたそう。

とてもわかりやすく、
一種の解説書のような小説で、
必要最低限の言葉で綴られている感じが新鮮で、
凄く読みやすかったです。


病気で入院している夕紀の代わりに
野球部のマネージャーになったみなみ。

マネージャーとして、野球部を甲子園に連れていく事を
目標に、自分はどうすれば良いか考える。

ドラッカーの「マネジメント」の本と出会い、
それに従って、始めてみた。

野球部とは何かから定義し、
目標を決め、
マーケティングをする。

部員達の現実、欲求、価値を引き出す。

専門家である監督の通訳となり、
部員たちの声を伝え、監督の声を届ける。

「強み」を存分に生かすように持っていく。

やがて、それぞれのモチベーションが変化し、
序々に成果が表れてきた。

次は、更なる成長の段階だ。

競争、結果、そして、責任。

仕事全般、全ての事に通じる。

社会活動にまで波及させる事が出来れば、
また、更なる飛躍に通ずる。

野球部だけではなく、
他の部からの指導や応援によって、
学校全体も活性化し、
それぞれの能力も向上する。

バラバラだった部員たちは、
甲子園出場を目的に、一致団結し、
色々な相乗効果もあり、
技術、精神力共に成長していく。

予選を、勝ち進んでいき、
残り1戦という時、
夕紀の身に・・・。



果たして、マネジメントは成功するのか。




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