弧蝶の城 桜木紫乃 [作家さ行]
唯一無二の存在となる。
カーニバル真子としての人生を生き抜く。
男・秀夫として生まれ、
心とのギャップにもがき苦しみ、
やがて故郷を出た先で、
女として生きる事を徹底していく。
世間に注目され続け、
話題性に事欠かないよう、
常に前進し続けた。
女性になるための最後の仕上げ。
モロッコに渡り手術を受ける。
その術後の経過が思わしくなく、
生死の境を彷徨う日々が続くも
ある医師に助けられ、
カーニバル真子の人生は続いていく。
しかし、体が腐敗していくような壮絶な日々の記憶は、
秀夫の心の奥深くに傷となって刻まれた。
それでも、帰国したカーニバル真子の躍進は続いていく。
移り行く世間の波に、上手く乗るために、
色々な事をした。
大勢の通り過ぎる人々を前に、
母と姉、昔から秀夫を知る者たちは
いつでも秀夫の味方だった。
ある時、裏切り、屈辱の中に見たものは、
胸の奥に沈んでいた記憶からの道だった。
その先には行ってはいけない恐怖。
闇から這い出るために・・
信じられる人たちに
囲まれた幸福を噛みしめる。
光が見えた先には、
再び目標に向かう
カーニバル真子の姿があった。
前記事の件です!
イベントに参加されたんですね。
社長のサインまでいただいたとは流石です~。
実は私も、以前まったく知らずに
新宿の高島屋に立ち寄ったとき、
林社長が来られてて、
お話して写真一緒に撮りましたよ!
by よーちゃん (2023-05-20 12:15)
社長さんに偶然お会いするなんで羨ましいです(^^♪
ミュージアムも行ったことがないので、ぜひ行きたいです。
by pon (2023-05-20 19:41)