雪月花黙示録 恩田陸 [作家あ行]
今昔入り乱れの世の中、
美しき大和の世を、
今もなお存続させるミヤコ。
一方、見事なまでの資本主義文化で、
近代化を図ってきた帝国主義者たち。
相反する2つの社会は、
今後、どう変化していくのか。
恩田さんの、独特な深層心理的な世界も健在し、
また、近未来と昔の融合が、
ミスマッチのようで、新しい、
とても不思議で、スペクタクルなお話。
学園を司るのは、紫風率いる春日一族。
取り巻きの彼のいとこである蘇芳、萌黄。
ミヤコの学園は、次期生徒会選挙を控えていた。
紫風に心酔をみせていた佐伯は、
「伝道者」と名乗り、妨害する側に。
春日家同様,、名門である及川家の御曹司・道博もまた、
何か企んでいる様子。
悠久のミヤコ。
何者かの侵略で、平和が乱されようとしている。
過去との因縁。
日本の未来は、どうなっていくのか。。。
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