じゃあ君が好き ヨシタケシンスケ [文学以外]
ヨシタケさんのゆるーいイラストとユニークな視点、
そして、内面が見え隠れする
少しディープな内容です。
ふとした日常、
なんでもない一コマ
でも、心の中は、人それぞれ。
顔は笑っていても、
心は・・・・。
生きやすくするための割り切り、理由付け。
表現することで、
過去の事を、客観視し、
一歩進む。
大丈夫。
「街を歩きながら
電車に乗りながら
体を洗いながら
おかしの袋を開けながら
くつ下をたたみながら
ふとんの中で右手を おでこにのせながら
思い出すこと
思いつくこと
描いておかないと きっと
すぐ忘れてしまう
小さい小さいこと
ああ。
今日も気になる。」 (著者あとがきより)
「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本 石原加受子 [文学以外]
カウンセラー歴25年の石原さんの著書。
「いつも私ばっかり損している」と思っている方必見。
他者中心の人ほど、損している感が強い。
自分の気持ちに素直になって、
自分中心の習慣をつける事が、大事。
どう思われるかではなく、自分はどう思うか、
一呼吸おいて、返事をする。
こうしなければならない、こうすべきという観念にとらわれず、
心を自由にしてみると、
自然に心が楽になってくる。
損していると思うことは、こどもの頃からの、
親子関係に密接に関わっている。
何でも先回りして、こうすべきと指示され、
自由に意見が通らなかった子どもが大人になり、
他人とのかかわりで、悩む。
「良い子」を強いられて、親の顔色を見て判断してきた子ほど、
人知れず悩む。
でも、考え方を、他者中心がら自分中心に変えていけば、
心は自由になれる。
少しずつ、心のままに生きてみよう。
「損する」が「満足する」にきっと変わる。
工藤ノリコBOOK 工藤ノリコ [文学以外]
「ノラネコぐんだん」や「ワンワンちゃん」「センシュちゃん」など、
数々の人気絵本を作り出している工藤さん。
デビュー15周年を記念して作られた、
まるごと工藤ノリコさんブック!
イラストがユニークで、絵本はもちろん
MOEに連載されている4コマ漫画の大ファンです。
ユーモアあふれる工藤さんのヒストリーが、
挿絵と共に描かれています。
ぶっ飛んだ感性で、様々なシリーズの絵本が生み出され、
今日、超売れっ子の作家さんです。
工藤さんいわく、
「一読して大爆笑!」というより、読んでいるとじわじわ面白くなって
最後にクスッと笑うような微妙なラインで。
まさに、そんな作品ばかりです。
マンガは、特に笑えます。
さかなのなみだ さかなクン [文学以外]
以前、キンスマスペシャルの番組内で知り、
本を手に取る機会があったので、改めて読み直しました。
いじめと向き合う本です。
「さかなの世界にもいじめがある」
狭い水槽の中で、一匹が攻撃されます。
その魚を違う水槽に移すと、今度は違う魚が標的になります。
理由なくいじめは繰り返されます。
さかなクンが、実際に中学校時代にいじめられている子を見て、
学校外に連れ出し、一緒に釣りをしたそうです。
ほっとしたその子の表情を見て、思いました。
外には楽しいことがたくさんある。
狭い世界だけに目を向けず、
広い空の下、広い海へ出てみよう。
長い人生の短い期間です。
辛いときは、広い外に出てみて。
きっと、ほっとすることが見つかるはずです。
(370 教育学)
角野栄子さんと子どもの本の話をしよう 角野栄子ほか [文学以外]
著者: 角野栄子・高楼方子・富安陽子
荒井良二・金原瑞人・ひこ田中
令丈ヒロ子・あべ弘士・穂村弘
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/08/20
荒井良二・金原瑞人・ひこ田中
令丈ヒロ子・あべ弘士・穂村弘
出版社: 講談社
価格: ¥ 1,728
発売日: 2015/08/20
児童文学で有名な角野栄子さんとの鼎談。
4回開催されています。
まあ、みなさん、個性豊かです。
作品だけではわからない人間性だったり、
意外な一面を見ることが出来たり、
児童文学における個々人の考え方など、
生身の人間を、直に感じられる、そんな鼎談集です。
絵本は好きで、たくさん読んでいるのですが、
児童文学には、あまり馴染みがないので、
是非、色々読んでみたいと思いました。