時の流れ [日記]
最近、時の流れを感じる事が多くなった。
近所に整骨院がある。
ご高齢のおじいちゃん院長が、
毎日、玄関前をきれいに掃除していた。
とてもまめな方で、花壇も作られていて、
私はいつも、植えられた花の横を通っていた。
最近、おじいちゃんを見ない。
きれいだった玄関前に、
雑草が生え始めている。
息子さんと思われる人が、
何度か出入りはしているようだ。
しかし、日に日に雑草は大きくなっている。
ここに住み始めた頃、
まだ3歳だった息子とよく散歩をしていた。
おじいちゃんは、
何度か見かける息子に、
「ぼくにこれあげる」と
つばの付いた帽子をくれた。
その帽子は、息子にはまだ大きかった。
あれから25年以上、
私は、おじいちゃんが、
庭を掃いたり、掃除をしたりしているのを
よく見かけた。
おじいちゃんは、
もっともっとおじいちゃんになっていたが、
とても元気そうだった。
今、どこにいるのかな。
息子は、大人になって、
あの帽子はとうに被れなくなった。
あの時、越してきたばかりの
私たちに声をかけてくださったこと、
とても嬉しかったことを思い出し、
この道を、私は歩く。
近所に整骨院がある。
ご高齢のおじいちゃん院長が、
毎日、玄関前をきれいに掃除していた。
とてもまめな方で、花壇も作られていて、
私はいつも、植えられた花の横を通っていた。
最近、おじいちゃんを見ない。
きれいだった玄関前に、
雑草が生え始めている。
息子さんと思われる人が、
何度か出入りはしているようだ。
しかし、日に日に雑草は大きくなっている。
ここに住み始めた頃、
まだ3歳だった息子とよく散歩をしていた。
おじいちゃんは、
何度か見かける息子に、
「ぼくにこれあげる」と
つばの付いた帽子をくれた。
その帽子は、息子にはまだ大きかった。
あれから25年以上、
私は、おじいちゃんが、
庭を掃いたり、掃除をしたりしているのを
よく見かけた。
おじいちゃんは、
もっともっとおじいちゃんになっていたが、
とても元気そうだった。
今、どこにいるのかな。
息子は、大人になって、
あの帽子はとうに被れなくなった。
あの時、越してきたばかりの
私たちに声をかけてくださったこと、
とても嬉しかったことを思い出し、
この道を、私は歩く。
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