人間 又吉直樹 [作家ま行]
過去の自分
今の自分
自分にとって消し去りたい過去も、
他人から見れば、色々な見え方をしていて、
考え方も千差万別であり、
肯定、否定、両方が存在する。
創作の闇からの光は、
歓喜と解放と共に、
現実と無意識の世界をごちゃ混ぜにする。
激情から発する言葉は、
やがて自分を追い詰めていく。
全て間違ってはいない
全てわかったかのように、
上辺だけの薄っぺらい論理で綴られた批評。
かつての知り合い同士の炎上に、
自らの心にも刺さることに、動揺する。
僕は、全ての過去を受け入れ、
新たな本を出した。
賞を取り、地元での祝いの会で、
開けっ広げの父親や、笑顔の母や、
親戚たちに囲まれ、
温かい様々な魂に触れた気がした。
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