著者: 湊かなえ
出版社: 新潮社
価格: ¥ 1,470
発売日: 2012/10/31


「愛脳う限り」 あいあたうかぎり

「出来る限りの愛」ということでしょうか。



人間は、誰一人として、同じではない。

母に対する娘の想い。

娘に対する母の想い。


求める想いと、与える想い。


誰でも、自分を正当化し、

上手くいかない事は、他人のせいにしたがる。


心の平安、皆の幸せを、

願って生きているはずなのに、

心の奥では、自分の想いが大半を占め、

心と裏腹の言葉は、

見透かされてしまう。



母親の子ども、子どもの母親。

2つの立場にいる現在。

今ならわかる母の真意。

母も、私も、母性の観点からみると、

まだまだだなと、考えさせられた小説です。。