過労自死
カリスマ的経営者に心酔した健介
真っ直ぐな性格ゆえに、
抗えなかった現実。
大手居酒屋チェーン「山背」
店長として働く健介。
繁栄店を切り盛りし、
スタッフの気遣いにも事欠かず、
人手不足の穴埋めは全てサービス残業として
自らを犠牲にした。
経営陣の冷酷な罵倒、叱責。
失態を責め立てられ、晒上げにする。
実績が上がらないと呼び出され、
身も心もズタズタにされる。
疲労、睡眠不足、執拗な叱責
まともな判断が出来ず、
魔が差した一瞬。
会社は、責任の一切を認めない。
恋人の千秋は、彼の両親と共に、
健介の名誉の回復、
そして健介のような若者がこの先出ないように、
徹底的に闘う事を決めた。
一筋縄ではいかない大企業との対峙
ブラック企業への制裁。
経営の見直し。
そして、社長自らの謝罪。
山は動くのか。