悪意 東野圭吾 [作家は行]
単行本は1996年に刊行。
かなり昔の作品です。
加賀恭一郎シリーズの第4作品。
犯人が早々に発覚した後の動機探しの展開がメイン。
人気作家・日高の殺害は、幼馴染である野々口だった。
同じ作家を目指し一躍有名作家になった日高に対して、
児童文学作家として細々歩んでいた野々口。
日高の死後、明かされたスキャンダル。
野々口の弱みを握りゴーストライターをさせていたという。
しかし、野々口の自供に納得がいかない加賀は、
そこに関わる日高の元妻や、
野々口の過去を探っていくうちに、
とんでもない真実に辿り着く。
綿密に練られた文章に隠された真実。
根底に蠢くどす黒いもの。
増幅し続ける闇を消し去るには・・
文面通りを理解するのは簡単だ。
そこに潜む本当の意味を読み解く。
真実の追求のために。
読んだ記憶が・・・。
by U3 (2020-05-16 16:24)
かなり昔の作品ですが、今読んでも古い感じは全くなくて、作りが面白かったです。
by pon (2020-05-26 10:34)