昨日がなければ明日もない 宮部みゆき [作家ま行]
杉村三郎シリーズ第5弾。
紆余曲折した末、現在、
私立探偵業を細々ながら営む杉村。
持ち前の柔軟さと人柄の良さが、
功を奏すのか、それとも・・
事件性を孕んだ危うい案件。
探偵として、そして、
人間として何をすべきか、
ギリギリのところに踏み込んでいく。
今回は、以前より辛辣な案件もあり、
探偵杉村も、驚きの展開に、
自分の導き出した結末が招いたのか、
複雑な影を残す。
今も、ドラマ上の杉村(小泉孝太郎)が思い浮かび、
離婚した妻・財閥の娘(国仲涼子)や会長(平幹二郎)が
時々懐かしく浮かんできます。
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